私が転職できた経緯を記します。
今までの経歴
研修医の2年間を終え、皮膚科医になってから2年目のとき妊娠、出産しました。
その後退職したので皮膚科医のキャリアは1年半ほど。
1人で外来をやり始めて半年。先輩に相談しながらなんとか1人でできるようになった頃でした。
これは医師の中ではなんとも心細い経歴。後期研修医が終わっておらず、皮膚科医一人前とは言えません。
いずれ復帰を…と思ってはいましたが、皮膚科医としては難しいのかな、とも思っていました。
老人ホームの回診
その後、4年半専業主婦となりたろうが1歳半を過ぎた頃、以前の勤め先の30代の先輩から、皮膚科で開業したので手伝いにきてくれないかとお誘いがありました。
家から1時間かかる距離でしたが、願ってもないチャンス。
そろそろ仕事もしたいと思い始めてた頃だったのでお受けすることにしました。
保育園の時間内でできるよう配慮もして頂けました。
ただ、すぐ1人で診療所の外来をするスキルも勇気もなかったので、週1で提携先の老人ホームの回診のお仕事を頂きました。
診療所の外来だと、患者さんが帰るまでに診断と処方を決めなければなりませんが、施設だと診療所へ戻ってから先輩や薬剤師さんに相談しながら処方を決めることができるのでいくらか安心でした。
久しぶりの処方。間違いがないか、家に帰ってからも心配でした。自分の責任だと思うと自然と勉強時間も増えました。
自分の処方で患者さんが良くなると、とてもうれしかったです。
院長の助手の仕事
また、先輩がお世話になった別の診療所を紹介頂き、50代のベテラン院長の助手という形で週1院長の診察を見学、お手伝いをする仕事を頂きました。
4年半ぶりの局所麻酔、エコー。緊張しましたが意外と覚えてるものでした。
他の診療所で治らなかった患者さんがくるような有名なところで、診断は難しかったのですが、院長が細かく解説してくれるおかげでとても勉強になりました。
残念ながら2か月で退職
先輩、院長共にお会いした際に、子供は3人考えていて年齢的になるべく早くと考えている旨はお話ししましたが、働き出してすぐ妊娠が分かり、10週で絨毛膜下血腫で入院となってしまい辞めざるおえなくなってしまいました。
せっかく雇って頂いたのに大変申し訳なかったのです。
院長からはまた落ち着いたら働きにきてねと連絡を頂いたので、また皮膚科医として働けるといいなーと思います。
皮膚科医が難しかったら健診のアルバイトも考え中です。
働きたいときに働けるってすごいな、お給料もいいし、融通も利く、やはり医師免許って強いなと改めて思いました。
男女平等と言われても、妊娠出産は女しかできないし、一旦仕事から離れるのは女だし、女は資格!と育てた母は正しかったなぁと思いました。
ねぇねにも国家資格を取らせたいな。
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